2013年3月23日土曜日

人生と旅行


矢崎勝彦著 「超店舗」 樹福書院


「光陰矢の如し」という。時間はついつい浪費されがちな財産だと思われている。誰にも均等に割り当てられている時間ながら、使い方は十人十色。

「人生と旅行、どちらが大事か?」と聞くと、大抵は憮然として「人生の方が大切なのはわかってますよ」と答える。しかし行動を見る限りそうは見えない。

旅行に行く時は喜々として時刻表を調べ、目的地までの所要時間から出発時間を逆算して荷作りも万全に整える。

ところが、その万全の策が彼らの人生に対して講じられているとは思えない。

たまたま来た列車の空いていた席に座って何処行きかも確かめず、下車駅も決めないままに乗り続けて来たような人生を送っている。

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目標から逆算する習慣は普段の生活では当り前である。しかし人生においては、その当たり前の習慣を用いない。自らが登る山を決めた場合、その山ごとに装備が違うように、人生も日々を大事にしながら、計画的に進むべきだと思う。




射的と人生





お祭りの射的は人気の娯楽。

みんな的に向かって真剣に撃っている。

照準を合わせ、息を整え、狙いを定める。

当たるから真剣だし、景品が見えるから慎重になっている。


これを人生に例えるとどうだろう。。。

的が見えている人は、毎日真剣に生きるだろうし、

目標が明確な人は、その目標に狙いを定める。

もし、この瞬間やる気が出ないのは、的が見えていないかもしれない。

狙うべき目標を感じられないのかもしれない。


目隠しされて射的したら、誰でも適当に弾を撃つものだと思う。